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青いチキウまもり隊のこと

​写真はイタンキ東側、令和2年と、令和5年です。

令和2年の秋、初めて室蘭を訪れました。

有名な鳴り砂の浜に行こうとし、よくわからず… 目に留まった浜で車を降りましたが、そこで見た風景が上の写真です。

私たちはイタンキ東と呼んでいますが、有名なイタンキの隣の浜です。

このときは大きな台風があり、どこの浜でも大量のゴミが漂着したようですが、

海辺にこのような大量のゴミがあることに大きな衝撃を受けました。

小さな子供が積み木のように、ゴミを重ねて遊んでおり、​足元には尖ったガラス片が散乱…

この浜にゴミ拾いに通うようになり、その後、室蘭に引っ越し。

令和3年の夏にこの浜で同じくゴミ拾いをされていたユキムシさんと出会い、活動も増え、イタンキ東に続いて、日の出3丁目の浜などでも大量のゴミをお掃除しました。

日の出3丁目の浜 流木や石の間にぎっしりとゴミが詰まっていました

どの流木や石の下にも大量のゴミがあり、見た目とはまったく違うゴミの量でした。

​ほとんど歩くことなく、座り込んだその場で何袋でもゴミ袋がいっぱいになります。

たくさんのペットボトルの中で出られなくなった虫たちが大量に死んでいます。

ボトルさえ落ちていなければ自然の中での一生でした…

令和4年の春に立ち入り禁止のトッカリショでの清掃交渉し、市から許可をいただきましたが、あまりのゴミの多さと、階段の多さ(ゴミを持って200段)に降参^^;

​メンバー募集を始めました。

​令和4年のトッカリショ、細かいゴミもぎっしりと敷き詰められた状態

​X(Twitter)での募集と鳴り砂の会さんでのチラシ配りをさせていただきましたが、幸いすぐに数名の方が集まってくださり、令和5年春に団体登録をしています。

団体名はメンバーさんより募集しましたが、チキウは名所の「チキウ岬」より取っていて室蘭らしさもあり、青い海を、地球を守りたい。 そんな意味になっています。

このHPのトップにもある素敵なアイコンは、高校生の白雨くん(https://twitter.com/Sirasame_slowly)がデザインしてくださいました。

私たちの活動のきっかけとなったトッカリショと室蘭市がデザインされています。

室蘭マスコット「くじらん」がゴミ拾いをしているキャラクターはnotoさん(https://twitter.com/noto70550896)とご友人が作成してくださっています。

Xでの青いチキウアカウントではメンバーさんが予定等書いてくださることになりました。(今現在は、つっきーさんhttps://twitter.com/tukigaaru0720​))

ポスター、チラシ等の配布物、HP、ブルーシップは私(塚原)が担当しています

ゴミ拾いに関してはほぼ毎週末、冬季も休むことなく活動は続き(令和6年に初冬休み)、いくつもの浜や道路、登別や伊達市などもお掃除しています。

登別市では海岸掃除の際にボランティア袋の使用交渉、許可をいただき(最初不可でした)

浮き玉等の大型ゴミにおいても回収不可でしたが、そちらについても年1で回収していただけるよう交渉、許可をいただいています。

どこの浜も、実際にその場に行くと細かいゴミや埋もれたゴミも多く、場所によっては1メートルにも積もるゴミも。

​積もったゴミに生えた植物の根が土まで届かない姿など見て、最初は絶望的な気持ちにもなりました。

今、令和6年になりましたが、まだまだ細かいゴミが無数にあるのと、漂着も多いのですが、​生まれ変わったような景色があります。

本来の室蘭の海辺は崖が多く、景色が圧巻というか素晴らしいのですね。

​美しい景色にゴミはいらないと思うのです。

トッカリショ、景色が素晴らしいのです★

世界のプラスチックゴミは莫大に増え続けているそうです。

すべてのゴミを片付けることは不可能でも、私たちの暮らす地域の海辺を守ることはできる。

​漂着しても、その都度片付けていればキレイな海辺を維持できると考えています。

釣り糸で足を失ったり、漁網にからまり身動きできないまま死んでしまった海鳥、

糸がからまって死んでしまったウミガメやカニ、ボトルに入り込み、出られず死んでしまうおびただしい数の虫たち…

ゴミ拾いで実際に見てしまった光景ですが、なにげなく捨ててしまうゴミが自然界では凶器です。

生き物たちへはおわびの言葉もないほど申し訳ない気持ちがありますが、言葉のかわりに活動を私たち自身が室蘭と近郊の美しい浜を気持ちよくお散歩するためにも、これからもゴミ拾いを続けていきたいです。

また、流木等の自然物はゴミとは考えていないため回収は行っていません。​

1000年前にも自然にあったものは、ゴミではないと考えています。

朽ちていく過程に生まれるたくさんの命が、海の豊かさにつながるのだと思っています。

ですので、私たちが拾うのは人間の作ったゴミ、主にプラスチックゴミです。

私一人だけの力ではどうしようもなく、たくさんの方たちにご参加、ご賛同してほしい、

みんなで少しずつ、室蘭だけでなくご自身の地域をキレイに大切にしていただけるよう活動、拡散を続けていきたいと思っています。

​楽しく、安全に、ほんの1つでもゴミを減らしていきたい。

​私たちの青い美しい地球を守りたいです。

​                         

令和6年2月 代表 塚原美央

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